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みなさまの応援により、ティムと私、グルーム2名とでアメリカ・ケンタッキー州でのWEG2010に行ってきま
した。
今回の世界選手権は4年に一度、国際馬術連盟が認める馬術8種目を行う馬のオリンピックで、参加58ヶ国、632選手、752頭が
集まり、観客数は全米50州及び世界55カ国から50万人以上、ボランティア5000人以上の規模です。
その大きな大会に出場できたのは、ご支援をいただいた120名に及ぶ方のおかげです、心より感謝いたします、ありがとうございます。
大会には世界中から馬が集まりました。レイニング競技はアメリカ産のクウォーター種、馬場競技はドイツ産やオランダ産、総合や障害競技もヨーロッパ産の馬が中心で、どれも見事なスポーツホースです。その中でエンデュランス競技は108頭が出走した中の107頭がアラブ種もしくはアラブ系で、唯一ティムだけが風変りなポニーです。珍しさもあって、会う人会う人から「What kind of horse?」「Cute!」などと声をかけられ、「ジャパニーズポニー」「ドサンコ」「ホンダ」は人気者でした。
しかし、そのティムを待っていたのはケンタッキー地方の異常気象です。
大会前に1週間ほど続いた35度の猛暑は、臨時に設営されたテント厩舎を照りつけ、平然としているアラブ種達のそばで暑さに弱いティムの呼吸は120回/分を超え、これでは競技になりません。まずは毛刈りをしてからトレーニングしてみましたが、呼吸は落ち着きません。そこで、食事制限と毎日4時間のトレーニングを続けて、やっと呼吸が落ち着き始めました。
レース前日の歩様検査では、ティムの側対歩にびっくりしたか獣医団からやり直しをさせられましたが合格。これでめでたくスタートすることができます。その後の開会式では、あこがれの馬場や総合の選手たちと一緒に日本選手団として入場行進し、お祭りムードを味わい、今回の世界選手権出場までの苦労を思い出してウルッとしてしまいました。
さて、いよいよレース当日。気温は最高気温が25度と涼しく、快晴。朝7時半、世界中から集まった馬108頭が一斉にスタートしました。スタート地点は観客が沿道を埋めて、黒山の人だかりです。GPSの不具合で1分ほど遅れた、ティム&ホンダは割れんばかりの拍手の中をスタートしました。
会場周辺は10〜30mの起伏の丘が続く牧草地で、平坦な場所はほとんどなく、厳しいコースです。その中を、トップ集団は時速20kmで駆け抜けていきます。ティム&ホンダを含むチームジャパンの5頭は、今大会で最低速度に規定された時速13kmを超える15kmのスピードで行くも、最後尾です。
ティムは天候も味方してくれて、順調に各区間をクリアしていきました。160kmを6区間に分けて行われた4区間目からは、時速13km以下の馬は失格となります。ティムはそのカットオフも無難にクリアし、5区間走行後の馬体検査も通過。いよいよ最終6区間目(残り18km)に向かう前の検査で、跛行失格となってしまいましたが、ティムの検査を見守っていた観衆からブーイングが起こるほどの人気でした。
結果的には142km地点での失格となりましたが、私としてはやるべきことはやったので悔いはなく、世界に日本のドサンコを知らしめることが出来た満足感でいっぱいです。ティムは10月13日に元気に日本に帰ってきて横浜で検疫中ですが、間もなく小諸に戻り、少しの休養の後、仕事に戻ります。ティムに会いに来ていただけるとありがたいです。
今回は数多くの方に支援していただきました。その中でも「チームジャパン」をつくるべく尽力され、ケンタッキーの会場でも多くのグルームや獣医師など完璧な体制をご用意いただいた、株式会社宝島社の蓮見ご夫妻には言葉に尽くせないほど感謝しております。
私どもTEAM DOSANKOはこれからも、世界に向けてドサンコの魅力をアピールし続けますので、今後ともご支援ご指導のほどよろしくお願いいたします。(本田正則)
競技結果 108頭出走55頭完走
日本チーム5人馬の成績
完走1頭 55位
5レグ失格 2頭
4レグ失格 1頭
1レグ失格 1頭
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